ハクチョウ探検御礼

1月15日,1月22日,2月5日の3日間のハクチョウ探検NEW(2022)が無事、幕を閉じました。ご参加くださった皆さま誠にありがとうございます。なお、新型コロナウイルス感染拡大により一部利用の制限を設けたことにつきまして、ご不便をおかけいたしまして申し訳ございませんでした。

常総みどりの会長谷川としえさんより、サプライズのプレゼント♪

ジョウビタキのメスは、どの回でもよく出会いましたね。私たちが観察していると、フェンスの支柱によくとまっていましたね。可愛らしい橙色の尾羽が印象的だったね。実は、オスも里山では常連さんなので、研修センターの庭木や看板の角にとまっていますよ。

美しい羽色に魅了された人もいらっしゃたのではないでしょうか??カワセミも概ねどの回でもよく見られましたね。実は、冬鳥ではなく、留鳥(りゅうちょう)ですが、発見できたのは、皆さんが鳥を見る目(声を聞く耳)になっていたことも発見できたポイントだと思っています。

何にみえますか??樹皮には、「コケ!葉っぱ!カビ!」…などなど。

これは、コケかな?お皿のような、おちょこのような…。ヒメジョウゴゴケかな?「ハナゴケ科のなかま。」

コケという名前がつく地衣類(ちいるい)と蘚苔類(せんたいるい)を見比べました。

固いキノコも落ちていました。少し古いけれどコフキサルノコシカケ。

キノコがついている木はどうして白くなるのだろうね。

ヒラフシアリやクロクサアリ等の越冬中の昆虫も確認できた回がありましたね。寒い中見つけちゃってごめんね。

秋の探検の時に声と姿をとらえたモズ。葉っぱがないとすぐ見つかりましたね。

コガモはハクチョウたちのまわりで観察できました。オスは黄色いパンツをはいています。

今年はオオハクチョウが昨年より多く観察できます。グレーの色は幼鳥。オオハクチョウの方がクチバシがとがってみえますね。

暦上は、立春を迎えいよいよ春へ。まだまだ寒い日が続きますが、常総みどりの会で菅生沼のハクチョウの数をカウントしている井上さんによると今年は既に300羽を超えているそうです。菅生沼のハクチョウたちは2月下旬にかけて北帰行のシーズンへ移行しますので月末にかけてさらに増えていきます。

さて、10月下旬にやってきた冬の風物詩は3月上旬まで観察することができます。そう考えると、1年の約1/3は日本にいることになります。しかし、長いように感じる冬もあとわずか。本年度は春の里山探検を残すのみとなります。あすなろの里では、雛人形展示会もスタートしました。最も寒さが厳しい時期のテーマ観察、ヘトヘトになりながら最後まで頑張って歩いてくださった子どもの皆さま、保護者の皆さま誠にありがとうございます。

【おまけ】

2月5日回で、私がしばしばご紹介していたフユシャクガが観察できました。このとき、最初に発見したのは身近なフユシャクガ「クロバネフユシャク」。フユシャクガの生態については、しおりにて部分的に紹介させていただいたのですが、2月5日回のみ観察できました。この日は、シロフフユエダシャク、ウスバフユシャクも灯火に集まっていて、フユシャクガの生態を一部ご紹介させていただきました。

(標本のための展翅中、標本にして大切に保管します。)

蛾類を同定する場合は、展翅しないとわからない種類もいます。翅をとじていると印象も変わります。

地球レーベルさん制作の探検バッチ♪

またのご参加を楽しみにしております。ありがとうございました。

案内人:水海道あすなろの里 坂入真史

案内補助:水海道あすなろの里 染野貴子

協力:地球レーベル様・常総みどりの会長谷川としえ様,井上純一様・大久保千春様